機械部品、金型等のキズ、カジリ、摩耗、腐食、ピンホール、加工ミス等を肉盛して補修します。
装置はポータブルで、100Vの電源があればどこでも処理が可能。
大型ワークも、分解せずに必要な箇所だけを補修できます。
写真の金型は凹部全体にシボ加工が施されており、その製品にごく薄いシボバリが発生した。
アルゴン溶接では、周囲のシボにも肉盛され再度シボ加工が必要になる。 また境界部に二番ヒケが発生しやすい。
デポシリーズによる肉盛補修は、熱影響(歪み・ヒケ)がなく金型素材を溶融しないため、
上記の不具合が発生することなく補修が可能。
ルームエアコンのケース成形用金型への肉盛補修。この金型の総重量は約10トンあり、成形機から降ろし再度セットする
のは手間がかかる。また金型の温度が室温に下がってから肉盛補修および精密仕上げを行なった寸法精度と、補修後金型
を成形機にセットして成形温度まで金型の温度を上げた時の寸法精度には、金型の温度による収縮・膨張のわずかな差があり
再度バリが発生することがある。
デポシリーズではどのような姿勢でも肉盛りでき、余分な肉盛金属がわずかでその仕上に機械加工を必要とせず、リュータ、
ヤスリ、油砥石等での手仕上げが可能である。そのため金型を成型機から降ろさずに金型の温度が上がったままの状態で、
成型機内に入り肉盛補修できる。また金型の温度が下がっていないため、すぐに製品の試し成形ができ、バリの発生の有無
と補修の完了の確認が容易である。
写真は自動車ゴムタイヤ成形用の金型セグメントで、金型の材質はアルミ合金で金型凸部が摩耗している。これを一般的な
溶接で肉盛補修するとアルミの融点が鋼に比べて低く、赤くなるような色の変化もなく急に溶融するため肉盛りは技術的に難しく、
また高い熱入力により歪み、変形も問題になる。
この点、デポシリーズでは、金型凸部を溶融することなく容易に肉盛補修でき、余分な肉盛金属も少ないので仕上げの時間も
短縮できる。
アルミダイカスト・鋳造製品に発生した巣、ピンホール、
欠肉などはアルミ合金の電極で肉盛補修し、
製品の不良率を低減できます。
《 アルミホイール:低圧鋳造品 》
コード
No. |
適用素材 |
硬度
( HRC ) |
適用例 |
| SD - 01 |
SKD、NAK、HPM、
PDS、SCM、STAVAX、
S50、SC、FC、FCD、
SUS、その他の鋼種、
ベリリウム銅
ニッケル電鋳、その他 |
35 |
・製品にバリが発生したプラスチック成型用金型のPL部への肉盛補修。
・ダイカスト金型の溶損部の肉盛補修。
・ロール、ラム、シャフト等の肉盛補修。 |
| SD - 11 |
51 |
・焼入れ鋼への肉盛補修。
・ステライト溶接の欠肉、ひけ、ピンホールの肉盛補修。 |
| SD - 21 |
60 |
・焼入れ鋼への肉盛補修。
・シボ加工、クロム、めっきが必要な肉盛。 |
| AL - 02 |
アルミ合金 |
- |
・アルミ合金製金型の肉盛補修。
・アルミホイールの巣孔の肉盛補修。
・アルミダイカスト製品の巣孔の肉盛補修。 |
| CU - 02 |
銅合金 |
- |
・ベリリウム銅製の金型への肉盛。
・銅製の金型への銅合金の肉盛。 |